梅雨の絵の制作過程〈前編〉
梅雨をテーマに描いた絵、
『梅雨の日の遠足』
改め
『梅雨晴れの冒険』
この制作過程で数枚描いた紙があるので、制作過程写真として載せようと思います。
1.初期イメージ
最初にイメージを起こした一枚。
この時は“梅雨時生き物レース”という構想もありました。
2.線画作り(ラフ)
キャラの配置や様子
表情を考えながらいろいろ試します。
ラフに描いては消して、
綺麗に描けたら残しての繰り返しで
バランスを整えます。
トレース台があるので、線がややこしくなったら別な紙に描き、
再利用や応用していきました。
ここがとても大変でした。
デザインや何をどう描くかも悩みましたが、
バランスの崩れが妙に気になることが多く、描き直しばかりで、
色塗りよりも時間を取りました。
結果、3枚ほど微妙に違う絵を描きました。
上2点が交互に描いてはトレースを繰り返し、整えていったもの。
次がほぼ完成形。
ちなみにカタツムリの殻はキャラにとても被っているので
別の紙に形を描き出しトレースをしています。
生き物のカタツムリ、ナメクジ、カエル、アメンボは
インターネットから写真を探してきて、形を捉えながらデザインしました。
3.線画
カタツムリの殻を除いた上記3枚の良い点を一枚の紙にトレースをして、
線画を作ります。
キャラを描いたら、
残りの背景は他の紙に描かずにそのままテッテケテッテケ描きました。
いいんじゃないでしょうか〜。
線はキャラ背景と強弱をつけたかったので使い分けて描きました。
キャラをGペン(右)、キャラ付近の背景をカブラペン(中央)、花以降のバックを丸ペン(左)で描きました。
しっかり使い分けてみたのは初めてです。
若干の差でも効果があるといいなあ。
長くなってしまったので今回はここまで。
次回に色塗りと感想を書こうと思います。